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2011.04.04 「3.11支援プロジェクト@岡山」報告会 議事録
「3.11支援プロジェクト@岡山」 報告会 議事録

  日時:平成23年4月1日  19:00〜21:30
  場所:岡山政経塾

 3.11支援プロジェクト@岡山の活動で、仙台市まで出かけられた4名の方々からのご報告がありました。
 その後、福武幹事をはじめとし、幹事・塾生などと一緒に様々な意見交換が行われました。


1.現地派遣員からの報告(別添資料、参照)
・派遣スタッフ:金関圭子(四期)、渡辺健太(八期)、藤井美子(十期)、難波尚之(ベネッセコーポレーション)
・3月29日午後、「のだ初さま」からご提供頂いた1万5千個の卵を積み込んだ後、19時頃から岡山政経塾にて積み込みを開始。
・約60名の方々に集まっていただき、事務局4階から1階への階段での荷物リレーができた。
・10トントラック(エアサス付き)に物資を目一杯積み込み、トラックは宮城へ向けて出発しました。
・再度、支援物資をお送るとしても、エアサス付き10t車が望ましい(ZIPさんより)
・塾生など4名は、JRで出発 那須塩原からレンタカーで現地入り

「現地の状況」
・行政に届けられた支援物資は、避難所におられる被災者に渡されている。
・被災住宅には、住宅被害のレベルに応じて青、黄、赤に色分けした「応急危険度判定」の結果を被災建物に貼っている。
・赤:危険(住居として不適)、黄:被害は認められるが住める程度、青:調査済み
・赤色の住居に住んでいた方々は「避難所」への居住が認められるが、黄・青の方々は、避難所から退去させられる。・・・支援物資が届けられない。
・電気、水道のライフラインは次第に整ってきたが、ガスは、まだのところが多い。
・特にガソリンが不足しており、一人、10リットル程度しか買えない。
・卵は初めて届いたらしく、何処でも喜んで頂けた。(一家族に5個程度配達)
・また、トマトなど新鮮野菜も好評であった。

「今、必要な物資」
・軽トラック、ガソリン、携行缶、紙コップ、紙皿、下着(男女、子供用)、ポリタンク、味噌汁、カップラーメン、野菜、フルーツ(缶詰でも可)、洗濯機、レンジなど調理器具

「被災地の状況」
・「仙台市 若林区 荒浜地区」の写真を元に、被災状況を説明
・中心地から5km程度の「新興住宅地」では震度7で、山津波の被害が甚大。

2.今後の支援体制について
・被害状況 × 時間経過で必要な支援は変わる(別添資料、参照)

「派遣スタッフからの報告」
・ハブ機能を有するNPO連携組織からの支援は、「町内会、病院、福祉施設」をはじめとし、県市では届けられなかった「個別住宅」にまで、支援物資を届けることが出来た。
・確実に届ける手段を持っている現地NPOとの連携があったから実現できたと言えよう。
・特に、卵・果物・野菜は、今回のタイミングではかなり貴重であった。
・引き続き「必要なものを、必要な量」の物資を支援する必要がある。
・しかし、物流インフラが徐々に復旧しており、今後の配送手段については要検討。
・自らも「被災者」でもあるNPOスタッフが身銭を切って活動している。
・赤十字岡山支隊への燃料費目的の基金のように、@目的を明らかにする、A特定のNPO等団体の活動資金として寄附する・・など、支援が必要である。
「今後の支援について」(派遣スタッフからの提言)
・信頼できる現地の支援スタッフをハブとし、集中した支援を行うことが我々が行うべき役割ではないか?
・NPOは行政サービスの隙間を埋めている。(例)赤ちゃん一時預かりプロジェクト、子供たちの勉強サポートやランドセルを贈るなど学校の復興支援、仮設住宅の建設支援や「集落の近くに仮設住宅を建設し、コミュニティ組織を復活させよう」などの提言

「福武幹事からの提案」
・資金の届け先、支援の対象を、@高齢者、A子供たち、B赤ちゃんに絞ろう。
・「必要な物資を、必要なところに!!」のためには、現地で必要としている(欲しい)物資の情報収集が重要である。
・現地に常駐しているベネッセ関連スタッフをはじめとし、教育委員会との連携、進研ゼミや女性メンバーから、情報を集める。
・今は、非常事態であり、昔の「学徒動員」のように、東北・関東地区の学生に車を持って支援にあたるよう呼びかけよう。(単位を認定する)
・岡山ドームなどに支援物資を集めてはどうか?

「岡山市 消防局 防災管理課 横畠課長補佐からの報告」
・岡山市は仙台市など29都市と防災協定を締結している。
・今回は、札幌市が幹事になって、仙台市など、被災地に対する支援に当たっている。
・避難所に避難していた住民は、ピーク時:約7万人と言われているが、近い将来、5千人程度になる見込みだ。
・支援物資が集まっても、市には「物流システム」のノウハウが少なく、適時適量の支援物資を届ける事が出来ない。・・・NPOとの連携が有効か?
・岡山ドームの使用について、予約が入っている場合は、キャンセル料の問題が出てくる。

「青年会議所(JC),商工会議所青年部からの報告」
・現地に、3拠点を整備し、活動にあたっている。

「プロジェクトの方向性」(当会議での合意事項)
・@高齢者、A子供たち、B赤ちゃんを、支援対象とする。
・学校ルートなどを通じて現地の支援ニーズを収集し、「必要な物資(サービス)を、必要なところに届ける。」
・荷物の集積地は「岡山市の施設(岡山ドームなど:要検討)」とする。
・岡山市長と福武幹事のトップ会談により、スピーディに立ち上げる予定。
・本日の方向性のもと、岡山市、NPO等関連先と協議しながら、一定の具体策を来週末までに提示したい。

「最近、思うこと」(筆者:注)
・今後は「物的支援」から「地域の経済活動再開」を通じた活性化が重要になるであろう。
・この為にも、現地の被災者が仕事に就ける支援も必要であるとの意見もあるようだ。
・「この地でないと生活が成り立たない」と考える被災者も多く、@子供たちを集めた学校の復興、A農業、漁業、商店や工場の再開など経済活動促進、B地域の力とコミュニティ復活による、自助・共助の推進が重要である。(「公助」は側面な支援をすべき)



※渡辺健太さんが作成して下さり、現地報告会で配付した資料は、メーリングリスト [o-seikei :258] 本日の資料。をご参照ください。

※この議事録の加筆修正や、不明な点は、議事録作成者(西原)まで御連絡ください。

※文中、敬称略しました。