2009年 直島特別例会

 
◆吉田 龍一(岡山政経塾 八期生)
ベネッセアートサイト直島合宿レポート
  犬島・直島・豊島合宿



19歳の春から岡山に住んでいる私ですが、直島や犬島で現代美術に触れる機会があるとは思ってもみませんでしたし、現代美術は自分の理解不能な世界だと決めつけていました。
そんな私にとって今回の犬島・直島・豊島合宿は驚きと新たな発見の連続でした。各島で体感させてもらった感動を振り返ってみます。

犬島
まずはじめに出会ったアートは犬島の『精錬所』。三分一博志さんの作り出す世界は心地よく、アートという形で環境問題を具体的に解決するための取り組みを体感させてくれることに驚きました。最後にまさか三島由紀夫に出会うとは…檄分を改めて読み直し、自衛隊体験入隊の意義が一段と深まりました。

直島
‘南寺’での暗闇ではまさにアートを体感しました。目を空けているのか閉じているのか自分でも分からなくなる程の暗闇・・・。地中美術館での‘タイム・タイムレス・ノータイム’に入った瞬間に感じた荘厳さ・・・。地中カフェからの瀬戸内の美しい風景・・・。
多くのアートをまさに体感しました。自分の言葉で意味を語れないのですがそれぞれのアートが強く心に残りました。その後、美しい瀬戸内の海が眼前に広がり爽やかな風が吹き抜ける夕刻、福武幹事から珠玉の講演をいただきました。‘私の生き方形成プロセス’を拝聴しながら自分の生活を振り返ると、成功者と凡人の生活の違いをまざまざと自覚させられました。今は漠然としか自分の中で持ち合わせていない『納得できる仮説に裏付けされたビジョン・志』というものをこれからの政経塾活動の中ではっきりと明文化できるようにすることが目標となりました。

豊島
産廃不法投棄事件に取り組んでこられた石井元県議の話に圧倒されました。25年という長い年月をかけて到達してこられた活動を淡々と語られるその迫力に私を含め聴講者全員が引き込まれ一種異様な雰囲気に包まれていました。そしてこの島を案内してくれた岡崎さんの島に対する愛情をひしひしと感じました。この島にもアートを持ち込み、来年には美術館が完成するなんて・・・何らかの形で棚田の再生の一役を担いたい、と本気で思いました。

自分の住んでる岡山のこんなに近くに、こんなに魅力的な取り組みがなされてるなんて・・・
普通なら決して拝聴できない福武幹事の本音の講演に臨席できるなんて…こんな素晴らしい合宿を経験したからにはあとは自分次第…一歩踏み出すのも、怠けて凡人に終わるのもあとは自分次第…ある意味厳しい経験でもありました。今後自らの職業を通して社会に貢献できることを考えてみます。