2007年 直島特別例会

 
◆新田 祐子(岡山政経塾 二期生)
直島合宿レポート
  未来の日本人が誇りを持てる歴史を創る



 現役塾生だった21歳の頃から、「政治とは何か」について考えてきた。まだ断片的にしか答えられないが、最近思ったことがある。それは「歴史を創造することも政治である」ということだ。そして、政治が創り上げた歴史を評価・判断するのは未来の人間である。
 参院選が近づいていることもあり、現在の政治は、未来の日本人へ誇れる歴史を創っているだろうかと考えてみた。その視点からみると、一体どの党又は候補者に投票すればいいのか迷ってしまう自分がいる。
 政治は10年、20年、30年と時が経って初めて評価ができるものではないだろうか。今回の選挙で日本人が選択する方針が将来正しかった、という評価を受けたいが、メディアや報道を見る限りではその選択肢を探すことは難しそうである。今騒がれている年金記録や大臣の任命責任も問題ではあるが、日本の歴史・未来を創ることとは違う次元の問題だからだ。
 私は日本という国は、小さい国土ではあるが堂々と独立し、国民の財産・生命・領土を守るべく主張すべきことを主張し、国家の安全は自力で守る、数千年間先人が築いてきた日本文明に誇りを持ち、繁栄を続けていく、そんな国家であってほしいと思っている。参院選まであと半月強あるが、そのような国家を創造する政策を打ち出す政党、実行に移す決意表明をする候補者が出てくるならば、投票しようと思う。少なくとも、何も分かっていないようなタレント候補を擁立したり他の政党の揚げ足取りをしたり顔で行う政党には投票しない。それは有権者と選挙を冒涜する行為であり、選挙で争うべきことではないからである。
 直島での合宿は、今年も充実したカリキュラムだった。この一年で社会の荒波に揉まれてぐったりしていた私は、美術館、大自然、愉快な仲間たちに元気になれるエネルギーをもらった。またリセットできた。政経塾と出会ってはや4年が経った。卒塾式で、「政治とは何かが答えられる有権者になりたい」と決意表明したものの、まだまだその目標に到達できそうにない。けれど今後も政経塾での活動を通じて模索していきたいと思う。
 素晴らしい合宿に携わって下さった皆様に心から感謝します。本当にありがとうございました。



参考文献:櫻井よしこ「この国を、なぜ、愛せないのか」ダイヤモンド社