2003年 松下政経塾特別例会

 
◆武久 靖雄(岡山政経塾 二期生)

松下政経塾特別例会を終えて



 この度の例会は茅ヶ崎にある松下政経塾を訪問し、松下政経塾の理念を学び、松下政経塾生との交流を深める目的でありました。この例会で、私自身が深く考えさせられたことは、「学習=学ぶとはどういうことか」と「教育=人を育てるとはどういうことか」についてです。

 藤崎育子講師に不登校や引きこもりの問題について講演を頂きました。不登校や引きこもりになった人間を社会復帰させるのに大変な時間と労力が必要であることが解かりました。不登校や引きこもりが社会問題にまでなる日本の社会そのものに問題があるとおもいます。本来学校は、「読み・書き・そろばん」を習う場所であったはずです。それ以上のことを学校に求めるのは、少しおかしいのではないでしょうか。親が子供の教育を放棄してしまっている社会になったせいかもしれません。

 小沢一彦講師に国際問題について講演を頂きました。資源のない日本が国際社会で生き残るためには、高い産業技術力を維持する必要があり、そのためにはレベルの高い教育が必要であると思われます。ゆとり教育、少人数学級制など教育改革は本当に正しい教育改革なのでしょうか。また、円周率を3にするなど、学習内容のレベルをさげ子供の負担を軽減させることが本当に日本の将来にとって良い事なのでしょうか。多種多様化の時代ならば教育も多種多様化しても良いのではないでしょうか。英才教育型の学校、ゆとり型の学校など、平等な教育にこだわっている時代ではないと思いました。

 橘秀徳塾生、上里直司塾生には少子高齢化社会の問題や対応について講演を頂きました。少子高齢化社会の進行にともない、受験競争はなくなり日本の教育レベルはますます低下していくと思っています。また外国人労働者の受入により、いろいろな国籍の子供たちが一緒に授業を受ける日がやってきたとき、教育の現場で新しい問題が起こるかもしれません。

 松下政経塾の「自修自得」、「現地現場主義」など松下幸之助塾主の精神にふれ、「人間とはなにか」、「学ぶとはどういうことか」そして「人を育てるとはどういうことか」を考え今後の自己啓発に役立てていきたいと思います。本当に有意義な合宿であったと思っています。