2003年 松下政経塾特別例会

 
◆善木  誠(岡山政経塾 二期生)

9月特別例会 松下政経塾例会レポート



  9月例会では松下政経塾という聖地への訪問となり、少しの時間でありましたが、塾内の施設を見学して松下幸之助塾主の松下政経塾への思いが垣間見え、3名の講師による貴重な話も聞けて、有意義な時間を過ごさせて頂きました。

【藤崎育子講師】〜 訪問相談の現場から、不登校、引きこもり問題 〜 

 不登校・引きこもりの問題は、子供を持つ親としての立場で関心は持っていましたが、不登校が中学生で15万人位で1クラスに2名位、引きこもりが20代・30代で50万〜60万人と聞き、問題の深刻さを再認識しました。
 不登校になぜなるかの分析をお話されていて、いじめ・教師・親の問題とのこと、親の問題で、子供の教育は母親任せで、父親はほったらかしが一因といわれ、これは、自分を振りかえり耳の痛い指摘であった。
 また、藤崎講師は、学校に行かない人生を選択すると、将来何も出来ないので、学校には行くべきとのお考えで、学校改革を中心に教師の意識改革、スクールカウンセラー制度改革を提言されていました。
 今の日本は、学歴優先の直線競争しかなく、子供の頃から直線を走ることを強要されていて、少しでも直線から外れそうになると教師・親等がプレッシャーを掛けすぎて、不登校・引きこもりという休息になるのでは、もっと子供が気楽に勉強できるように、でこぼこ道、曲がりくねった道を歩いても許してやれて、チャンスを与えられて、ナンバー・ワンでなくオンリー・ワンを求める社会システム作りが再優先課題と感じました。(甘い考えかもしれませんが)

【小沢一彦和彦講師】〜 国際問題 〜 

 新聞・テレビ等のマスコミで報じられない、国際情勢、覇権主義の歴史現在の覇権国家アメリカの分析、アメリカとイスラエルの関係等興味深く拝聴できました。
 小沢講師の話を聞くと国際政治は宗教・民族・歴史を認識した駆け引きで
各国が自国の利益を守っているようです、その中でもユダヤ民族のハッカー的
要素と表現されていましたが、ユダヤ人が国際社会に根張って裏から国・民族を守っている話を聞き、西遊記の話が思い浮かびました、孫悟空がいくら暴れても釈迦の掌の中と同じで、日本は経済大国になり先進国なったと自負していますが、国際社会の支配層の掌で踊らされているだけではないのかと。
 日本も長期的ビジョンで国際社会に根を降ろせる人材育成と、日本の国内だけを見て政治をしているのではなく、広く国際的視野に基く政治が必要と感じました。

【古山塾頭】〜 研修方針、入塾理念 〜 

 松下政経塾は自ら学ぶ所の理念【自習・自得】に込められた重みを感じました。
 古山塾頭に松下政経塾設立趣旨書を読んでの松下幸之助塾主の思いのキーワードを質問され、「長期的展望」と答えましたが、帰って何度も読み直して見ると、松下幸之助塾主は自身が、長期的展望に基いて松下政経塾を作られ、将来の指導者たりうる人材育成で国に貢献したいという広い意味での愛国心を感じました。
 再度キーワードを聞かれたら「愛国心」と答えたいと思います。



 最後に、都合で日帰りとなり、慌ただしい1日でしたが、松下政経塾に触れられて、自分も将来を期待される逸材になった気分を味わえました。
 私に出来ることは、小さいと思いますが、これからも精一杯行っていければ、と思います。
 事務局・幹事の方々、2期生例会幹事の方及び松下政経塾関係者の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。