2003年 松下政経塾特別例会

 
◆村松  太(岡山政経塾 二期生)

松下政経塾例会



松下幸之助塾主のビデオを拝見し、古山塾頭のお話を拝聴して
戦後の日本を物作りから人(政治家)作りに重きをおいて、志があるものは誰でも良いと呼びかけ人を集め自ら見・行動すると言う“師を持たずして師になれ(自習自得)“の精神を推進し、自由平和の中での平等と言うアメリカ主導の資本主義社会に危惧を抱かせて、日本独自の政治・経済の確立を目指し歴史的使命に如何に応えていくかという考え方に感動しました。

藤崎育子氏(訪問相談の現場から、不登校、引きこもり問題)
 引きこもりは、子供特有のものかと思っていたが意外に成人が多く、20〜40代の社会と閉ざしている人が60万人いることには驚きました。
引きこもりが起きる原因は老若男女に限らず、大半は個々の育った環境が影響しているものだと思っていましたが圧倒的に男性が多いと言われていました。
何故か? 中途半端に社会的責任感が強く周囲に対して打たれ弱い男性が多くいる。その半面で、打たれ強い女性が多くなったとも考えられる。(苦笑)
一度社会から切れると復帰が大変難しく25歳位が立ち直りの限界だとも言われていました。
今現在は医療機関との連携は無理(医療側に差別がある)だと言われたが今後、必要不可欠になり、そこに政治の力が是非とも必要になると思う。
引きこもりの対処方法をいくつかお伺いしましたが、原因が多種多様になっている為にひと昔では考えられないほど、ある意味過保護すぎるぐらいのフォローをされているようにも思えましたが、日頃から現場にいる方の言葉だなと納得しました。“引きこもりに必要なのは予防から!“
やはり家庭・学校・社会の教育が重要になると思いました。

小沢一彦氏
 小沢一彦講師のお話を拝聴し、アメリカの新保守派ネオコンによる一極支配体制主義の脅威は、ある意味横暴かつ国際秩序の混乱を招いている現状をどのように考えるか。
世界各国の民種・文化・宗教観などの違いを無視し、資本主義経済のゴリ押しや覇権体制を強化し続けるアメリカに対して日本民族としての新たな考えを示さなければならないと思いました。
9・11のテロからアメリカ国民は新保守派ネオコンを支持する傾向にあるが、自由を守るための戦争(勢力均衡)や先制的自衛権の行使はあくまでも理想主義であり正当化されるべきではないと思う。
アメリカの大義名分はあくまでもアメリカ独自の考えであり世界市民の総意では決してないことも再認識し、日本としても単に追随して良いのだろうか考える必要がある。
最終的にはアメリカ・中国の二大大国になる可能性があると言われてましたがアジアの一国日本はどのように考えるべきなのか?
中国とよりいっそう信頼関係を維持していくならば、FTA(自由貿易)要求など政治的に整備すべき問題が山積してることを解決しなければ今後の進展は望めないと思う。
全世界でアジアのウェートが大きくなる中、日本の役割を明確にし近隣国との友好関係をいかに維持していくかバランス感覚が重要不可欠だと思いました。

松下政経塾23期生橘秀徳塾生の「少子高齢化社会における日本の舵取り」発表を前夜の懇親会の場からお付き合いいただき、上里直司塾生の「人材開国から多文化共生国家を目指して」の発表を聞きね松下政経塾にある五誓を尊重し学習されいるのがよく分りました。

最後に今回の9月例会を担当して人をまとめて行動するということの難しさを再認識させられたこと、松下政経塾の偉大さに少し触れるとができたことが私にとって凄く意味深い合宿になりました。
塾頭・講師の先生。塾生の方々並びにスタッフの方に感謝申し上げます。