2003年 松下政経塾特別例会

 
◆松井 圭三(岡山政経塾 二期生)

「松下政経塾で学びについて」



藤下育子氏「訪問相談の現場から、不登校、引きこもりについて」

 この講義を聴いて驚いたのが、30歳以上の引きこもりは生活改善が難しいということである。早いうちに手を打たなければいけないが、大人になって、この引きこもりに対しての制度がないのが現状であり、急いで手を打たなければならない。しかし、福祉、教育のシステムが欠落している。この問題こそ政治がすばやく対応しなければならない。
 次にショックを受けたのが男性は女性よりも立ち直りが困難であることである。現在の男女役割分業のため、男性が仕事や恋愛において不適応である事実は、まさに現代社会が写した現象である。長い意味では、ジェンダ−の問題も改善すべきあると感じた。


「我が国の国際問題」小沢一彦氏  
 この講義は厳しい国際情勢を見せつけられた感じである。一国の利益だけを求めることができないことはわかっているが、関係国の利害が衝突する国際社会の中で、何を優先順位にするかが問題である。これからの外交官や政治家は世論の状況を見ながら、何をしなければならないのかが重要である。この題は、私には専門外であるが、今後の国際関係を勉強するうえで示唆に富む内容であった。


「研修方針、入塾理念」古山塾頭             
基本的には、自ら学ぶという精神はある意味では革命的なことである。すべてを自己責任で学ぶ姿勢は、今の学校教育にはない。また、人間とは何かを学ぶことはどの学問にも通用することである。僕自身のこれからの学ぶ姿勢にいいヒントをいただいた。 
              
「少子高齢化社会における日本のかじとり」橘秀徳氏
この講義は、自分の専門に近いので非常に興味をもった内容であった。特に、高齢者雇用や女性労働を拡大することが必要であるが、そのための環境整備が重要だと感じた。特に開かれた労働市場をどう構築するか、また同一労働、同一賃金のような公平性をどうつくるかも課題であり、その方策を自分なりに考えなければならない。


「人材開国から多文化共生国家をめざして」上里直司氏  
 外国人労働者をいずれ、我が国も受け入れなければならないが、課題の多々あることを学んだ。特に、国民の意識をどう変えていくか、また、外国人労働者の人権をどう守っていくかが重要な論点である。まだ、題の結論は出ていないようだが、上里氏の結論を見てみたい。私自身、普段身近に考えていないことであるので、これから勉強していきたいと思う。
 

 最後に、松下政経塾で感じたことは、松下幸之助氏の精神が塾生に受け継がれていることである。吉田松陰の精神が、高杉晋作や伊藤博文、山県有朋、桂小五郎に大きく影響を与えたように、この塾も志の精神がみなぎっていることに驚いた。自分自身は器は小さいが、彼らの塾生の熱意、情熱はすばらしく、少しでもいい影響を受けていきたいと思う。
 塾生のみなさん、塾関係者、小山さんに本当にお礼を言いたい。ありがとうございました。