2011年 松下政経塾特別例会

 
◆南  竜徳(岡山政経塾 十期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  『志はスカイツリーのように高く!!』



戦後の日本、急速な経済成長を続け世界各国から経済大国と認められつつある時、すでに松下幸之助氏は「政治を立て直し、指導者の人材育成が急務である」とここに松下政経塾を設立。

地域から日本を変える。岡山から日本を変える。という理念の下、岡山政経塾生である私は建塾の理念に触れ「自修自得」「縁を生かす」これらに直に触れる為、松下政経塾に来させて頂きました。

(1)福田紀彦氏、海老名健太郎氏御講演
 
お二人共に本気で心の底から川崎市、茅ヶ崎市、そして日本を変えようと考えてらっしゃいました。実際政治に携わっている方と向かい合ってお話させて頂く機会は今の自分の生活においてありませんでした。
自分自身岡山政経塾に入塾するまでは行政や議会には無縁でした。今になって振り返ると、行政との距離感、もっと言えば議会との距離感をすごく感じています。しかし、お二方と実際お話した時間=行政や議会との距離感を埋める事がまずは私たち市民がやらなければならない使命だと考えさせられました。
「権利を主張する前に義務を果たせ。」小山事務局長の言葉がよぎりました。
文句を並べるのではなく、まずは国民である私たちがもっと政治に関心を抱き、一緒に問題を考え、取り組んでいかねばならないと強く感じました。

塾生の方々との交流も充実した濃い時間を過ごす事が出来ました。塾生の言葉で「家族に納得してもらえない人間がどうして多くの国民に納得してもらう事が出来ようか!!」この言葉には正直赤面致しました。身近にいる家族に分かってもらえないのに、周りの人々に分かってもらおうなんてナンセンスです。志を高く持ち、目標を決め、そして行動していく。強い気持ちで政治に臨まなければ成り立つわけがない。
国民すべてが先ずは自分の中の理念をしっかり持ち、ぶれない気持ちで過ごし、問題が起これば理念に起ち返る。この繰り返しで皆がお互いを尊敬しあって行けば、もっと政治も経済も上手く進んでいくに違いない。


(2)思い上がり
 
朝の掃除に始まり、そして3キロのランニング!!
このランニングに自分自身非常に反省致しました。二度にわたって100キロを完歩した事、自分の体力、自信、これらを以って臨んだ所、塾生のペースについていけない不甲斐無さ、余裕で走り切れると思っていた自分。気が付くと肩で必死に息をしていて、大変恥ずかしい思いをしました。
塾生の方々は毎日繰り返される訓練によって今があったわけで、簡単に走り切れるはずがなかったんです。完全に自分自身思い上がってました。自分自身の人間の小ささと不甲斐無さにあきれました。それと同時にもっともっと自己を高める必要さを学びました。


(3)強い志   靖国神社にて一つ心に突き刺さった言葉
 
「貴方が特攻隊に心置きなく入れるよう、私たち2人(奥様本人、自分の子)は先立ちます。あっちで貴方が迎えに来るのを心待ちにしておきます」
と、遺書が展示されておりました。涙がボロボロと出て来ました。当時妻を持つ者は特攻隊には入れず、しかし自分はお国の為に特攻隊として散りたい。当時の若者の気持ちや思いは分かり兼ねますし、理解が出来なかったです。
只一つ言えるのは、志が高ければ人間、どんな事でも出来るんだと。
自分は果たしてどうだろうか?当時の若者たちに負けない位の「志」によって自分を高め、今を生きているだろうか?勿論時代時代によって違いがあるのは仕方が無い。
しかし、一分一秒大切に毎日過ごさねばならないはずです。先輩を尊敬し、後輩からも教わりながら、プライド、固定観念、などの余計な服は脱ぎ捨てて、「素直」という言葉と肩を組んでに生きて行かねばならない。


最後に

「志を高く持つ。」
自分自身まだまだ発展途上です。先人に習って生き方や志を学ぶ事が今、正に必要です。
今までは目先の事をただひたすら必死に取り組んできました。その都度起こる問題は周りの先輩方に教えてもらい乗り越えて来ました。仕事をし続けてくると先輩が減り、後輩が増え、直接先輩からの指導を受けることが少なくなってきました。それと同時に自分で考え、他から学ぶ必要性に気が付きました。今まで以上に松下幸之助氏の「素直」という言葉が絶対的な存在となります。教えを頂き、受け入れる為にはプライドや固定観念が邪魔となります。周りには人生を生き抜く為のヒントが沢山詰まっているはずです。
すべてに対して、素直に謙虚に接して教えを頂き、そして学び、周りの人々と自分自身を幸せにしていきます。