2011年 松下政経塾特別例会

 
◆竹田 康晴(岡山政経塾 十期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  『松下幸之助の理念を心に刻む』




【はじめに 】
 経営の神様として知られる松下幸之助氏が、私財の70億を投じて1979年(当時85歳)に設立された松下政経塾。岡山政経塾の諸先輩方も出身され、このたび内閣総理大臣に就任された野田佳彦氏が1期生としておられた、あの松下政経塾に行くことが出来る。どんな学びと感動、そして松下政経塾生との出逢いがあるのかと、期待に胸を膨らませて松下政経塾へと向かった。到着して、松下政経塾のシンボルマークの入った門を目の前にした。その場にいられることを喜び、感謝して門をくぐった。


【松下幸之助の理念に学ぶ 】
 松下幸之助氏の映像を見て、「宮本武蔵は師匠がおらず、自らで天下無双の人間となった。
 教えてもらったものは知れている。自分で考えてやることが大切。」と言われていた。
 自らが学ぶ精神と、互いに競い合う人を持ち、磨き合う心を持ち、研鑽を積むのが大切なのだ。と感じた。そして、万差億別という言葉を聞いた。千差万別もあれば、万の差、億の別がある。ひとりひとりが個性を持っており、その個性を伸ばすことが大切。そんな教えから、自分自身が特別な存在に思えて、大変ありがたかった。同時に、周囲の人の存在に改めて感謝することが出来た。自修自得、切磋琢磨、現地現場。私はこの基本方針を松下政経塾からの教えとして授かった。


【靖国神社、遊就館に訪れて 】
 祖国日本を守るために、命を賭けて戦った国の先輩方がいた事や、当時の手紙や文章、寄せ書き、展示されているものを見て、
 心が奮え立った。自分自身が、命をかけるほどの気持ちでいたことがあるのか。命をかけて、人に尽くしたことがあるのか。
 「命がけで日々を過ごしなさい。」そう語りかけられている気がした。
 人生、いつ何が起こるか分からない。将来、悔やむことのないように過ごしていこうと思う事が出来た。

【最後に 】
 文頭にも記したが、松下幸之助氏は85歳の時に、国家の未来に不安を感じ、将来の指導者になる逸材の開発と育成のため、そして将来の国家を救うために私財を投げ打った。これも、常に周りの人への感謝を忘れない、松下幸之助流の世の中への感謝の示し方ではなかろうか。私は10年後、20年後にどうあっていられるか。まず、感謝を忘れない人でいること、そして感謝される人でいたい。松下政経塾での1泊2日が人生の糧となり、岡山政経塾で出逢った、同志達と共に成長していっている。地元岡山を良くしていっている。そうありたいと思う。そのために、岡山政経塾へ入塾したのだから。