2010年 松下政経塾特別例会

 
◆藤原 弘憲(岡山政経塾 九期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  『志』




【1.はじめに 】
 私にとって松下政経塾という場所は敷居が高く、縁の無い場所だと思っていました。
 一泊二日という短い時間ですが、松下政経塾の空気を吸えた事を有り難く思い、そんな貴重な体験をさせていただける、岡山政経塾に入塾出来た事を改めて感謝致します。


【2.松下政経塾】
 辻堂駅を降りタクシーに乗ると、運転手はこちらが何も言わくても行き先を理解されていた。スーツを着た団体客は日常茶飯事のことなのでしょう。タクシーに揺られ着いた場所は私の予想に反し、何とも言えない独特の雰囲気を漂わせるアーチ門で閉ざされた場所でした。早速、古山塾頭に案内して頂き敷地内を見学して回ると、茶室の床の間に飾ってある松下幸之助氏自書の「素直」と書かれた掛け軸を見た瞬間、自分自身に語りかける私が居ました。

(塾での学び)
 松下幸之助氏はビデオの中で「政治は本来良い物でなければならない、日本の将来を考えた時に政治が一番大事。その為には志ある人を集め人材を育て、国民が中心となった良い政治を」と語っていた。これを聞けば松下幸之助氏が戦後の日本の将来の問題を如何に真剣に考えていたのがよく理解できる。松下政経塾は先生が居ない。何故、そんなスタイルになったかは時代が変わっても志を持った人間が集まり、より良く学び研究する事が出来るよう、あえて常勤の先生を作らず自習自得の原則を作ったのだと思いました。高橋塾生の発表はまさに、自習自得の成果を肌に感じさせられた。
 個性あふれる卒塾生、海老名健太朗茅ヶ崎市議と海老根靖典藤沢市長のお二方の講義を聴いて共通するものは、財源の無い中で如何に地域の特性、利点を生かしての地域活性化への取り組み方で、大変勉強になり参考になりました。岡山でも同じような事が実現出来たら素晴らしい事だと思いました。


【3.自由行動】
 例会二日目の自由行動を有意義な時間にする為に、普段あまり行かない場所に行こうと思い、あらかじめ計画したのが国会議事堂見学と靖国神社でした。結果は一言、「凄く充実した自由行動になった!!」国会議事堂は関心のため息の連続でした。そして靖国神社は多くの事を学び考えさせられました。長くなるので結論だけ言えば、靖国神社には紀元前からのさまざまな日本の歴史の全てが集約されている。日本にとって大切な場所である靖国神社に、今回訪れる事を出来た事を大変光栄に感じました。


【4.終わりに】
 今回、レポートを書くにあたって松下幸之助氏の事を調べればどんどん奥が深くなっていき、私の頭の中は松下幸之助氏の名言集迷路に入り込んでしまった。そんな数々の名言の中で私が気に入った中の一つを拝借してレポートの終わりにさせて頂きます。
 「志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。」