2010年 松下政経塾特別例会

 
◆野田 裕一郎(岡山政経塾 九期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  「志」



 ちょうど3年前、自転車での日本縦断に挑戦していた私は、経営の神様「松下幸之助」が設立した松下政経塾のすぐ近くを走っていた。当時の記憶として残っているのは、江の島・サーファー・水着ギャル。そんなどうでもいい思い出しかない湘南の地に、まさかこのような形で再びやって来るとは思いもしなかった。その頃の私は政治への興味ゼロ。松下政経塾の存在すら知らず。しかし、松下幸之助の考えや語録に何度も助けられ、刺激を受けていた私は、この合宿に参加することで少しだけ松下幸之助に近づけるような気がして楽しみにしていた。


「政治家を先生と呼ぶな」
 松下政経塾の卒塾生であるエビケンこと、海老名健太朗市議の講義の中で一番印象に残っているフレーズである。海老名市議は実際に議員になって感じた現実と理想のギャップ、自分の無知・無力さの痛感、政界の常識や政党の壁で悩んだ話を正直にしてくださった。政界をたまご業界に置き換えると、まさに私自身の悩みと一緒である。海老名市議の講義はそんな私にたくさんの勇気を与えてくれた。色んな考え方があると思うが、私は海老名市議のように「志」を大事にする経営者になると強く誓った。


「金がないなら知恵を出せ」
 海老根市長の発想力と行動力にも勇気をもらった。TUBEの3万人ライブ開催がいい例だが、知恵を出すことと諦めないことを忘れず行動に移せばどんなことでも何とかなるような気がした。海老名市長の講義の後に私は正直こう思った。「こんな社長になりたい。」市長も社長も一緒。「行政目線ではなく市民の目線=作り手目線ではなく消費者目線・経営者目線ではなく社員目線」。この感覚を忘れず、海老名市長のような超プラス思考な経営者になると強く誓った。


最後に
 「政治の見方が変わりました。政治も経営も同じですね。」これは全スケジュール終了後に施設内の喫煙所にて小山事務局長に感想を聞かれた時の私の回答だ。どんなことにも当てはまると思うが、「何をするか」ではなく「何のためにするか」が大事であると改めて感じたのが私にとっての松下政経塾例会だった。素晴らしき時間、素晴らしき仲間、素晴らしき出逢い、素晴らしき学び、全てに感謝。「たまごで日本を元気にする!」野田裕一朗は突き進みます。


追記
 松下政経塾施設内にある電化製品を調査した。当然のことながら全てナショナル・パナソニック製…だと思っていたが、なぜか日立製の洗濯機が一台だけあった。これを野球に例えると、巨人の宿舎に読売新聞以外の新聞があるようなものだ。