2010年 松下政経塾特別例会

 
◆片山 貴光(岡山政経塾 九期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  「自習自得の精神」




【はじめに】
 松下幸之助氏の理念を学ぶことを目的に例会に参加しました。
そして、数多くの政治家を輩出している松下政経塾とはどんなところなのか、緊張しつつも楽しみに臨ませていただきました。


【松下政経塾】
 駅からタクシーに乗り込み、松下政経塾に到着すると威圧感のある立派なアーチ門が迎えてくれました。湘南、茅ヶ崎海岸に想像する若者の街といった雰囲気とは、かけ離れた静けさや厳粛さがあり、自習自得の場として申し分のない環境でした。


【古山塾頭 講義】
 古山塾頭の講義では、松下幸之助氏が松下政経塾を設立に至るまでの想いや、松下政経塾の目的などを拝聴しました。
 松下政経塾は、人間を磨き志を磨く道場であるということ、常勤の講師を置かず、塾生が自発性・主体性をもち、自ら向上しようとする自習自得の精神で研修する場であるということを教えていただき、私自身も与えらたことをこなすのではなく、自ら問題提起し自分で答えるという自習自得の精神を実践していかなければと思いました。


【卒塾生、塾生による講義】
 卒塾生の茅ヶ崎市議 海老名健太郎氏、藤沢市長 海老根靖典氏、29期生 高橋宏和氏の講義を拝聴させていただきました。
 どの方も志を持って松下政経塾に入塾し、自主自得で切磋琢磨し人間と志を磨き自らの進路を開拓してこられ、自らが目指す世界を具体化されている方々なので、多くの学びを得ることができ、近年の政治家に見られる自己保身と金儲けに傾いていく政治家の多い中、その街に生まれたわけでもなく、その街に住んだことで街が好きになり、どうにかしてこの街を良くしたいと立候補し、「行政目線ではない市民の感覚、市民ひとりひとりが経営者」という政治思想で活動し着々と市民に根付かせていかれたり、議員年金を廃止するように全国規模の運動をしていたり、医師の経験をもとに政治家として医療崩壊を食い止めようと調査研究をしていたり、どの方も自習自得の精神を貫かれておられ感銘を受けました。


【終わりに】
 30年前の高度成長期の真只中に、85歳という年齢にもかかわらず日本を想い、二十一世紀の日本をよくするため、青年に研修の場を提供するために松下政経塾を設立した松下幸之助氏。
 現在の日本を見て、松下幸之助氏の理想とした国家になっているのであろうか。
 我々日本人は、今こそ個々のことにとらわれず、国家について考えていく時期にきているのではないかと考えさせられました。
 私自身も自習自得の精神を心に刻み、当たり前の事でも疑問を持ち自分で答えが出せるように、日々勉強していきます。