2010年 松下政経塾特別例会

 
◆采女 康宏(岡山政経塾 七期生)

《松下政経塾合宿レポート》
  松下政経塾合宿に参加して



○はじめに
残暑というより猛暑が続く9月4日、昨年に続き松下政経塾を訪れました。
今回合宿に参加した目的は二つありました。 
一つ目の目的は、合宿を通じ、私の尊敬する松下幸之助氏の教えを感じ取り、新たな学びと気付きを体得する事、そして二つ目は、10月7日に行われる、100km行軍のコースの下見をチャレンジャーである同志3名と共に行う事でした。
あっという間の二日間でしたが、講義や塾生との交流、早朝研修を通じ、新たな学びがありました。
最近、モチベーションがあがらず、悶々としていましたが、講師や塾生の方々、そして今は亡き松下幸之助氏から新たな活力を頂きました。


○講義 海老名健太朗・茅ヶ崎市議
アロハシャツを着たいでたちからは市議というには程遠いイメージでした。実際、「先生とは呼ばないで欲しい。エビケンと呼んでください」とおっしゃていた様に、アットホームな雰囲気と気さくな人柄に、非常に好感を持ちました。
講義内容は茅ヶ崎の紹介がメインで本当に茅ヶ崎が大好きで、市民目線で活動されているなあと感じました。親睦会にも参加頂き、かぼちゃプリンを差し入れて下さいました。(これが絶品でした。)エビケンさんは過去3年連続で100km行軍を完歩されており、その並々ならぬバイタリティにも敬服いたしました。


○講義 海老根靖典・藤沢市長
海老根氏は非常に物腰やわらかな話し方をされます。そしてにこにこと温厚そうな雰囲気ですが、その奥底に非常なる厳しさをもたれており、とても迫力がありました。うまく表現できませんが、「この人は命をかけているな!」そんな感がしました。
市民経営で一人一人が経営者であるべきだ、といわれていましたが、まさに自ら先頭に立ち、様々な施策を企画立案しリーダシップを発揮されていました。数字をきちんと押さえ知恵を使い、トップセールスに奔走している姿は市長というよりも経営者そのものでした。海老根氏の政策は着々と進行しており、藤沢市は今後ますます発展していくなと確信しました。


○松下幸之助氏の教え
講義を聞いて感じた事は二人とも私心というものが全くないという事です。自分の事はさておいて、他人(市民)の為に最善を尽くしており、それでもって偉ぶる様子はなく非常に謙虚でした。そして何よりも志をしっかり持っておられました。
政治家としても素晴らしい方々ですが、人間として尊敬できる、人間力のすばらしい方々でした。まさにその礎となっているのが、松下幸之助氏の教えであると思います。
上述した講師の方々だけでなく、塾生も本当にモチベーションが高く、刺激を受けました。常勤の先生もいない、自習自得が基本の環境であれだけのモチベーションをどうやって持続しているのか、非常に興味がありました。塾生の方々に聞くと、松下政経塾の塾是・塾訓を重んじ、日々唱和し、身に着けるようにしている、それにより志が確固たるものになるとの事でした。早朝研修により、日々気持ちを新たにしており、中でも掃除は非常に重要であるとの事でした。
掃除については松下幸之助氏の書籍でも再三に渡って述べられています。松下幸之助氏は丁稚奉公時代、毎朝欠かさず、向こう三軒両隣を掃き清めたそうです。それを毎日コツコツ続けた、それがあったからこそ、後の成功につながっているのだと。
実際やってみて、掃除は心を清める作業であると改めて実感しました。心を清めれていないと、いい1日のスタート切れませんし、いい仕事も出来ません。
人間としての基本なところを育てていくことが大切で、まさに松下政経塾は人間を磨く事を重要視していると感じました。


○合宿で学んだこと
私は未だ「志」が定まらず、日々「あーでもない!こーでもない!」と思い悩んでいます。
そんな私ですが、今回の研修で少し自身を持ちました。自分の志が定まらないからと言って、あえて背伸びして、難しい事を目指すのではなく、日常の些細なことを大切にしていこうと思いました。とにかく掃除(身の回りの整理整頓)と素直な気持ちを忘れず、自分が出来る事を着実に実践していこうと思いました。


○100km行軍の下見
2日目に100km行軍のコースの下見を行いました。
当初、地図上では高低差はあまりなく、比較的楽なルートかと思っていましたが、とんでもなかったです。最初は茅ヶ崎の海岸でサーファーを楽しむ人達を眺めながら気楽な感じでコースを確認していましたが、後半これでもかと繰り返されるアップダウンに、気が重くなりました。
本番では一緒に歩く3名のチャレンジャーと励ましあい、一体となり、必ずゴールまで辿り着きたいと思います。

最後になりましたが、今回の機会を与えてくださった、小山事務局長、9期生例会担当の皆様、そして自由時間を犠牲にし、100km行軍の下見のドライバーを買って出てくれた、高田さん、本当にありがとうございました。