2009年 松下政経塾特別例会

 
◆多田 英起(岡山政経塾 八期生)

《松下政経塾体験レポート》




【はじめに】
 岡山政経塾に入塾させて頂いて多くの気付きや学びを得た。毎月の例会、100キロ歩行、自衛隊体験入隊、犬島・直島・豊島での合宿、すべてが今後の自分の人生にとって大きな糧となる経験ばかりだ。松下政経塾での体験もまた私の財産となることは間違いない。

【志・素直・元気】
 古山和宏塾頭から指導者の条件を教えて頂いた。それは、「志・素直・元気」だった。私は、今まで「素直」という言葉について間違った解釈をしていた。「素直」とは、上司や先輩から言われたことを従順に行うことだと思っていた。それは決して「素直」ではない。「素直」とは、心のコップを空にして空いての言うことを聞き入れ、自分の志や信念のもとに判断することだと学んだ。私はよく人の意見に左右される。心のコップを空にして人の意見を聞くことは出来ている。しかし、自分の志や信念で物事を判断出来ていない。だから、人の意見に左右される。前向きな考え方が出来て、常に元気であっても、志のない人に誰がついていこうと思うだろうか。私にとって必要なことはぶれることのない明確な志を持つことであると古山塾頭から教えて頂いた。

【日常から気付ける感性を持つ】
 2日目の朝、約1時間掃除をさせて頂いた。掃除の上手な人は仕事も出来るといつも思っていた。その理由がわかった。1時間掃除をして2つの気付きがあった。1つは目線を配るということだ。掃除をするときは下をみてゴミが落ちていないか確認する。しかし、普段歩いている目線で周りを見渡すと、そこにくもの巣が張っていることに気付く。何か問題があった時、焦点を変えて物事をみることが重要なのだという気付きを得た。2つ目は、日常体験からリーダーとして必要なことを学べるということだ。掃除を問題と置き換えることを教えて頂いた。何か問題が起こった時(掃除をする時)、まずは問題点(ゴミ)を見つけ、問題点(ゴミ)を1箇所に集める。そして対処(ゴミを採る)する。リーダーには効率的かつ的確に問題点を把握し対処することが求められる。掃除はそれと同じだと教えて頂いた。何気なく掃除をする人と掃除から何かに気付く人には大きな差がある。これからは、日常の些細な事でも常に考える習慣を身につけ、気付きの感性を高めたい。

【おわりに】
 今回の松下政経塾での1番の学びは、気付きの感性を身につけることである。本を読み、人の話を聞いても行動に移さなければ意味がない。行動に移すからこそ気付きの感性が磨かれる。掃除という体験があったからこそ大きな気付きを得ることが出来た。「即実践・即行動」をテーマに取り組んでいきたい。
 このような機会を与えてくださった小山事務局長、古山塾頭、海老名様、西田様、北川様、松下政経塾に関わる皆様には本当に感謝をしております。ありがとうございました。