2008年 松下政経塾特別例会

 
◆藤井 貴之(岡山政経塾 七期生)

《松下政経塾合宿を終えて》




私が今回松下政経塾で学んだことについてまとめる。

まず第一に述べたいことは先人に学ぶことの大切さである。
松下幸之助氏が生前寝泊りをし、愛したという茶室では感じるものがあった。
その細部にまでこだわった建物自体、直島の現代アートには無いすばらしさがあった。
聞けばこの建物はそろそろ市の文化財として登録される予定だそうだ。
ここで、経営の神は何を感じ、何に思いをめぐらせていたのか。
幸之助氏直筆の素直の二文字を横に、松下政経塾生の宇都氏に立てていただいたお茶を飲みながら考えていた。

幸之助氏は塾生に、「政治も経営と同じやで。」とおっしゃっていたそうだ。
まるほどどうすれば社員、国民に幸せをもたらせるのか、これを基本に考えることは同じだ。
今、自民党と民主党は、いかにお互いを蹴落とし、自分たちがのし上がるかに躍起になっていように感じる。
しかし、本来政治とはそういう自分たちの利益だけを求めて行うものではない。
お互いが良い方向に進み、良い影響を与え合って政を為す、そういう人たちによって政治が為されるべきではないのだろうか。
自民党のこういうところは素晴らしい、が、私たちならこういう手段でもやってみる。これはどうか?こうすればより日本国は素晴らしい方向へと進むのではないか。
これは自民党に任せる。だから民主党はこっちを請け負う。そのような関係性の中で法案をたて、日々の政治活動を行えば今の国民の政治不信も少しは解消されるのではないだろうか。
もちろん競争意識がなければいいものは生まれない。
相手に負けないよう自分たちがより素晴らしいもことを為そうとしなければお互いが足を引っ張りあうことになるかもしれない。
が、現在の日本の政治はその極論的な位置にある。
政治家が個人、もしくは政党の利己主義に陥り、さらに政党間でお互いがお互いの揚げ足をとっているような印象を抱かずにはいられない。
もう少し、政治家が一丸となり、手を取り合いながら政治を進めていかなければならない。

経済の面ではどの地域も今は苦しいということがわかった。
私には横浜といえば大都会で、特に問題もないような都市に思えていた。
しかし元横浜市副市長のお話をうかがうとまったくそうではないことがわかった。
市の財政状況は厳しく、すぐそばに東京という、世界的にも異例の大都市を抱え、市民の意識としても、東京に比べれば横浜は〜というものが多くみうけられるのである。
日本はこの狭い国土の中にさまざまな特徴を持った都市を有している。それぞれに独自の素晴らしさがあり、その反面苦しさもあるということを今回切に感じた。
岡山も苦しいことが多いが、どこにいってもそうであり、その中で四苦八苦しながらがんばっていかなければならないことを再認識した。


                   岡山政経塾7期生 藤井貴之