2008年 松下政経塾特別例会

 
◆藤井  勲(岡山政経塾 七期生)

《松下政経塾合宿を経験して》




 合宿がおこなわれた9月6日、7日はあいにくの天気でした。
 蒸し暑く、雨がいつ降ってもおかしくない天気でした。7日は一時激しく降りました。
 そんな天気でも7日の朝、湘南を歩いたことはすばらしい時間でした。
 海岸で朝早くからサーフボードに横たわっている人、海岸をランニングしている人、目的はそれぞれ違うけど茅ヶ崎(藤沢)を思う存分利用している。
 茅ヶ崎に住む人がそれぞれ目的を持って生活している。
 その人たちの活動時間に併せて「まち」が活気付いている。
 これから、私はまちづくり分科会のメンバーとして、モノを整備するのではなく、「まち」に生活する人たちの一日の活動を観察してみて、この「まち」を思う存分利用することを書き出してみようと思います。
 本題に戻って、この合宿で学んだこと、感動したことは、松下政経塾の関係者から聞く松下幸之助さんの思いとはじめて耳にする言動(8月の例会で本間先生がものまねをしてたが、本当に似ていた。)でした。
 「素直」「愛嬌と運」「政治も経営」「ほととぎす鳴かぬならそれもまたよし、」などなど。
 言葉というものを改めて大切な情報伝達の手段だと感じました。
 その人のことを理解していけば同じ言葉がまた違う意味合いになっていく。
 また、変わらない真理も確実に頭に埋め込まれていく。
 私は「素直」という言葉を大事にしていこうと思います。
 「素直」とは「心を空っぽにして、飾ることなく聞き入れる」ことと理解しました。
 お茶の作法で頭が真っ白になっていたから宇都さんが話してくれた意味とは違うかもしれません。やっぱり修行がたりませんね。そのときに感動して大事にしていこうと思いながら、明確に書けない。(レポートを提出しても思い出し続けます。みんなに聞いてみます。)
 「素直」な対応で次に、どう行動していくか?これを明確にする言葉として「志」があります。
 「志」を立てて、「素直」な対応・行動で目的地にたどり着く様、がんばっていこうと思います。
 「志」のある岡山政経塾7期生、一人の脱落者もなく、みながお互い礼節をもって、討議し、励ましあって、いい時間を共有できるよう、切磋琢磨していきたいと思います。
 

 
 次に各先生の講義内容について感想を述べます。
 
<古山塾頭の話> 
 松下政経塾の設立の経緯や目的及び存在意義について話がありました。
 松下政経塾は人間を磨き、「志」を磨く道場であり、「志」とは公の目的を持ち、日々努力していくことと話がありました。
 改めて私のまちづくり分科会でのテーマを確固たるものにしていこうと決意しました。
 また、松下政経塾の塾生となる条件として、1「志」が明確であること。2「素直な心」であること。3「元気で、熱心な人」であることをあげられました。
 岡山政経塾の塾生である私もこの条件を胸に刻み、私が望む「まち」を具体的に創造していこうと思います。
 
<海老根藤沢市長の話> 
 市民へ約束したマニュフェストの実行と課題をいろいろと話していただきました。
 市長の権限とやりがいについても熱く語っていただきました。
 海老根市長のキーワード、政策の土台は「市民経営」だと感じました。
 市民一人ひとりが「俺は八百屋で大根売りが忙しいからお前に任すよ。」的な態度ではなく、自分が公民館を経営するならどう収支を考えていくのかを真剣に考えていくことが必要と話がありました。
 その実現のために「地域経営会議」を立ち上げようと話がありました。
 投票することはもちろんのこと、政治運営についても市民の参加を積極的に取り入れる仕組みが必要だと感じました。

<前田理事長の話> 
 生活保護政策など安全快適な市民生活への行政役割について、横浜市の取り組みを通した実体験にもとづいて具体的に話がありました。
 そういった話の中で私が感じたことは、下水や設備投資などのハード整備は各行政域にとらわれることなく複数行政にまたがった大規模な範囲で予算化し、実施してはどうか?
 教育、福祉などのソフトサービス(インフラ整備と対比して)は町内会単位で小規模に予算化、実施していけば地域の実情に沿ったサービス、予算化ができるのではないかと思いました。
 
<宮川塾生の話> 
 私の関心ごとでもある「教育」についての話でした。
 その話の中で、「教育」について考えるときの問題点として「親の影響力」を挙げられました。
 私も親として家庭を持っていますが、「親の影響力」が子供の人格形成にどう影響するのか?考えさせられました。
 子供が人にやさしくなるため、努力することのすばらしさ、考え抜くことの重要性など
子供たちが大人になってこの日本を背負っていけるだけの人間作りの土台を親が責任をもって、つくっているのか?
 今、私も含め親となった大人たちの資質が問われていると思います。
 もう一度、この地球で各地域で生活していくため、また人付き合いに必要なルールを再確認してみたいと思いました。

<茶会> 
 宇都塾生、熊谷塾生から茶の作法と松下塾主の茶に対する姿勢を丁寧に教えていただきました。
 丁寧と言うか、自然とまさに「素直な心」になった感じでお茶をいただきました。
 静かに時間が過ぎ、今回の合宿の締めくくりとしては最高の講義だったと思います。

 以上、松下政経塾合宿を経験して感じたことでした。