2008年 松下政経塾特別例会

 
◆端山 英嗣(岡山政経塾 七期生)

《松下政経塾特別例会レポート》




  9月6日、岡山空港で集合し、松下政経塾へと向かったが、予定の時刻より約30分遅れで到着。松下政経塾の方は到着予定時刻に合わせて準備して頂いていたはず。自衛隊体験入隊でも経験したが団体行動の難しさを痛感。

<古山塾頭の講義>
 「志」とは自分を棚に上げてでも何かのため、岡山のために尽くそうという思い。日夜たゆまぬ努力をしているか。
 自分は出来ていないだろう。何のために生活しているのか。今やっていることは将来の何のためにやっていることなのだろうか。芯のない自分に改めて気付いた。自分はここにいていいのだろうかという自己嫌悪に陥った。答えは見つからない。

<志を持った松下政経塾卒塾生、塾生の方の講義>
 独自の視点からの行政を変えるという考え、うわべだけの話ではなく自分の熱意のこもった思い。健康で働いている人には関係ない行政サービス。確かにそうだ。自分には何も返ってこないのにただ払っている税金。しかしそれは、いずれ訪れる老後のため、いつ起こるかわからない事態のため。払っていかなければならない。ただやらなければならないからやるのではなく何かのためにやる。意識を変えることから始めようと思う。

<衝撃>
 自由行動で電車に乗って東京駅へ向かう途中のある駅で止まったとき、ホームに白杖を持った男性を見つけた。「あの人目が見えないのか」と思ったが、どうするのかと気になって見ていた。電車の中には点字ブロックはない。どうやって移動するのだろう。するとドアが開き2、3歩ほど入って立ち止まった。つり革も持たず、棒にもつかまろうとせず立っているだけだった。しかもイヤホンを耳に付けて音楽を聞き始めた。失礼な言い方だが「目が見えないのに耳ふさいでいるなんてこいつアホか?」と思った。座席に座っている人たちは席を譲ろうとしない。いてもたってもいられず、白状を持った男性の方をたたき「つり革はここですよ。」と手を誘導した。そうすると降りる駅までつり革につかまっていた。それで声をかけて誘導してよかったと思った。彼が迷惑だったら手を離しているだろう。
 ここで言いたいのは自分が善い行いをしたなんてことを言いたいのではなく、人間の恐ろしさを感じた。目が見えていないのにイヤホンをするということ、何も支えにせず立っているということ。電車の揺れでこけて子供の上に倒れたらどうするのか。妊娠している女性に倒れ掛かったら。
 視覚障害者がいるのはすぐわかるはずなのに何もしない人。あなたなら目隠しをしたまま電車に乗って移動できますか?僕には絶対に無理だ。見て見ぬふりふりをするなんてありえない。子供にそんな教育をするのでしょうか。

  今の自分について考えた。「志」なんて呼べるものは持っていない。胸を張ってこんな活動しています。なんてこともしていない。机上ではわからないことが現場にある。自分に出来ることはあるはず。いきなり100やろうとせず1からでも始めて出来ることをしていきたい。伸ばしていきたい。そして素直な心で物事を見て発言し、行動出来る大人になり、自分の「志」を築いていきたい。

                 岡山政経塾 第7期生 端山英嗣