2008年 松下政経塾特別例会

 
◆小河原 房恵(岡山政経塾 七期生)

《松下政経塾合宿を終えて》




<1はじめに>

 今回の松下政経塾合宿で私が学んだことは、夢をもつことの大切さです。幼いころは誰でも夢があり、明るい未来を描き、それを当たり前だと思って生きていたと思います。しかし、いつしか大人と呼ばれるようになると、現実を知り、夢を見ることもなくなり、ただただ、一日を必死に終わらせることだけ考えて生きていたように思います。自分の意思がなければ夢は持てない。社会に対して問題意識がなければ自らの意思は持つことはできないことを学びました。

<2迫力のある海老根市長の話>

 夢のある方はこんなにも堂々としていらっしゃり、こんなにも輝いているのだと感動しました。一般に市民は思い通りに政策がなされない場合に、「お役所の人に言ったって、どうせ私たちの苦労なんて分かってもらえない」と言葉を漏らします。民意を無視した行政の方針、自己本位な民意とが入り混じり、一つにまとまるという奇跡はこの世に存在しないとさえ思えます。一体、何が足りないのでしょうか。私はお互いがお互いの立場と現状を理解していないことだと思っています。一人ひとり立場も環境も全く違う独立した人間ですので分かり合えなくて当たり前なのです。ならばどうすれば双方は歩みよれるのでしょうか。例えば、海老根市長のように、熱意がある方ならば、108項目のマニュフェストを通じて市民がトップの考えを知ることができれば、何かが変わるのではと市長を信頼してみようと思い始めます。そして、企業のように人事をされる市長により、動かないといわれる役所で職員の意識改革がなされている今、藤沢市民の期待は大きく膨らんでいると思いました。本当に素敵な市長でした。

<3前田前横浜副市長の話>

 パワフルさに圧倒されました。何よりも私が前田前横浜副市長より得たものは女性としての品位品格だと確信しています。芯の太さ、意思の固さ、明確なビジョンをお持ちであり、その上、的確に物事を処理しアドバイスを与える行動力は、将来目指すべく女性像にぴったり当てはまりました。私は以前からがむしゃらという言葉を崇高し、絶対負けないという気持ちを持ち続ければ、必ず実りがあると思っていました。しかし、がむしゃらほど非効率で、冷静さほど賢明なものはない。熱意ほど伝わるものはなく、ユーモアほどその場を和ませる武器はないことを学びました。刺々しく思われる女性の進出、バランスのとれた品格を持つことが大切なのだと気づかされました。それはさておき、前田前横浜市長の話は、分科会のテーマとも一致し、終始勉強になりました。大人が変われば地域が変わり、子供が育つ。そんな地域を目指すために、分科会で意見を交換し答えを見つけたいです。

<4塾生の発表>

 宮川塾生は本当に尊敬できる女性の一人です。宮川塾生のような先生と出会いたかったと心から思います。宮川塾生の考える、教師を育成する組織は、今の崩壊状態の社会に大きな影響を与え、本当に子供を安心して学校へ預けられる未来を期待できます。何よりも、堂々と自分の意見を発表する姿に、改めて自分もしっかりしなければと活を入れることができました。
 また、茶道では忘れていた日本としての心を取り戻すきっかけになりました。静かな茶室で、松下幸之助氏は何を考えていたのだろう。そう思いながら、茶室を拝見させて頂きました。
 
<5例会担当としての反省> 
 
  例会担当として今回の私は酷いものでした。例会担当者同士のやり取りがうまくできていなかった点から始まり、二人そろっての朝の遅刻。本来なら担当者として塾生がより勉強できるようにリードしなければならない存在であったのに、小山事務局長をはじめ、塾生の皆様や松下政経塾の塾生の皆様に頼りっぱなしとなり、責任能力のなさと、事前準備をするといった計画性のなさを改めて実感しました。まさに、普段の生活の乱れやいい加減さの現れだったと反省しています。皆様に迷惑をかけた以上、自分が変わることで皆様から信頼される人間になりたいと思います。20数年間積み上がったものを変えるといことがいかに大変か、だけど「自分でやらねば、誰がやる。いまやらねば、いつ変わる。」この頂いたチャンスを存分に有効に活用したいと思います。
 
<6最後に> 
 
  松下幸之助氏の言葉はどれも重みがあり、すべてを吸収するだけの人間性を自分が有していないことに気づかされました。一生を通じて、少しでも吸収できる人間に成長したい、そのためにも自分を知り、自分で進み、自分を磨きたいと考えています。
 
         2008年9月21日