2007年 松下政経塾特別例会

 
◆吉岡  照(岡山政経塾 六期生)

《松下政経塾を訪れて》




 松下政経塾合宿に参加してきた。メディアを通じてしか見聞きしたことのない雲の上のような場所に行くことに対して、自分が足を踏み入れることに対して、果たして本当に良いものであろうかという戸惑いとともに、それと正反対の興奮と喜びを抱いての参加であった。そんな合宿を振り返り、印象的だったことや自分なりに考えたことをレポートとして報告したい。

≪掃除について≫
 まず印象的だったことに挙げられるのが掃除であった。一国のリーダーとなるべく養成されている塾生達が朝一で掃除を行っているという事実は、身の回りの小さなことが出来ないような人間には、一国の政治といった大きなことを成すことは出来ない、という強烈なメッセージを自らに突き付けた。特に政治に限らず、まずは自らの周りの小さなことから毎日コツコツ行うということが大切という、至極当たり前のことを再認識させられた。
 また、最近になって掃除力というのが評価されているが、それを20数年前に見抜き、実行していた松下氏の慧眼さにも改めて感服した。

≪素志について≫
 また多くの講師の方々の講義の中で印象的だったのは、「素志」というものであった。自らの「素志」を研修や自習を通じ掘り下げていった過程を多くの講師が語って下さり、ケーススタディとして勉強になった。その中でも重要なのは、まずは自分自身の「素志」をはっきり浮き彫りとした上で、方向性を定め、研修や卒塾後の取り組みとして掘り下げていくことだと理解した。自分自身に当てはめた場合、どうなるのだろうか。すぐには答えが出ず、現在も自問自答している最中である。
 そんな中、土曜日の夜の懇談会は非常に刺激的で勉強になった。松下政経塾の塾生というと、殿上人のように思ってしまいがちだったが、これまでどんな社会人人生を歩み、働きながら何を考え、どんな経緯で入塾を決意するに至ったのか、ということについての生の声を聞く機会を得られたのは、大変参考になった。これまで手の届かない存在の人々という印象であった松下政経塾との距離が、少しだけ縮まったような気がした。

≪最後に≫
 最後に、松下政経塾合宿担当幹事でありながら、土曜日の前半に参加できず、小山事務局長、担当幹事の今井さんをはじめ皆様にご迷惑をお掛けしましたことを、この場で謝罪致しますとともに、このような素晴らしい研修の場を与えて下さった松下政経塾、岡山政経塾関係者の皆様に、篤く御礼を申し上げたいと思います。途中参加ゆえ、今年は不完全燃焼気味だったので、来年は、一人7期生に混じって、是非とも参加したいと思います。