2007年 松下政経塾特別例会

 
◆仲達 大樹(岡山政経塾 六期生)
松下政経塾特別例会レポート
《自らの志》



岡山政経塾に入塾し、早いもので半年がたちました。
5月には、100キロ歩行、7月には、直島例会。
これらの特別例会で学ぶ事は、想像を遥かに越えるものばかりで、得たものはこれからの私の人生にとって大きな財産になるのだと確信しております。
そして、今回の松下政経塾合宿は、最も大きな学びの場なのだと感じていました。

松下幸之助については、「松下電器をつくった人」という知識しかありません。
「政治家養成機関」を立ち上げたカリスマ経営者とはどんな人物なのか興味深く思っておりました。
松下政経塾が創立してから27年が経ち、現在、塾出身の衆議院議員27名、参議院議員3名、都県議会議員16名、市区町村議員13名、知事2名、市長、区長7名、この資料を見た時、未だ見ぬ松下政経塾の存在に感嘆しました。はたして、その塾出身者は日本の救世主なのか。
他の議員との違い、政治を志して集まって来た現役の塾生とはどのような人間なのか。
と言う事を自分の目で見て確認したいと思いました。

まず、松下政経塾に到着して私達を迎えてくれたのは、どっしりとしたアーチ型の門でした。
その門を、はじめて見た私は何故か文化遺産に足を踏み入れたかのような気がして、身が引き締まる思いでした。
私財70億円という莫大なお金を投じてつくりあげた、幸之助塾主の思いがつ まった施設内は、きちんと掃除が行き届いていました。
幸之助塾主が生前、「掃除が出来ない人間が日本を掃除できるわけが無い言う話を聞いた時、何事にも基本は掃除で私にも今から出来る事だと考えると共に、掃除という一見地味で目立たないことこそ、真剣に取り組まなければいけないと学びました。
労働ではなく清める儀式なのだと。

現在、日本の危機を感じ、日本を変えようと感じている日本人はいったい何人いるの だろうか。
松下政経塾の施設内を散歩しながら考えさせられました。
幸之助塾主は逸早く政治を正す事、真の日本人を育成する事に着目され、その志を持った人たちが塾主が亡くなった今も集まり本気で日本を変えようとしてい る。
塾生に託した思いと塾生自身の高い志によって日本が変わる事を信じたいと思いまし た。

私は松下政経塾特別例会に参加して感じたことは、自らの志を持つと言う事です。
志を持つ事で人生を貫けるテーマが見つかると強く実感いたしました。
今まで、このような焦りや苛立ちを感じた事が無く生きてきた私にとっては素晴ら しい刺激、学びの場を頂く事ができたと感謝いたしております。
今はまだ、自らの志は持ちえておりません。しかしながら岡山政経塾に入塾し過ごすこの一年を、苦悩 し、学び、必ず自らの志をちたいと思います。
物事に対して素直な感受性を持ちつつこの研修を期に学ぶ事に対して貪欲さを忘れないよう心がけます。

当時、松下政経塾に入塾するにあたって必要なものは「志のみ持参」と聞きました。
私は、この言葉が心の奥に深くに刺さりました。

今回も小山事務局長、幹事の皆様、たくさんの学びと気付きをありがとうございました。
そして例会担当の今井さん、吉岡さんありがとうございました。