2007年 松下政経塾特別例会

 
◆佐藤 千景(岡山政経塾 六期生)

《松下幸之助のスピリットに触れて》




 理想の日本を実現するための諸理念方策の探求とそれを推進する志を掲げて設立された松下政経塾。 政経塾に到着し、胸の躍る思いで早速施設を案内してもらうと、随所に松下幸之助さんの精神が輝いていました。施設の一つ一つに考え抜かれた意味があり(庭木にさえ)設立から28年たった今もそれらは色あせることなく、毎日実行されることでますます磨かれているようでした。中でも特の心を打たれたものを2つレポートします。

1、 アーチ門
 「この門をくぐる者は、どんな困難に出会おうとも愛と平和と正義と勇気で太陽に向かって行く」
 松下幸之助の実家の倒産、親兄弟そして実子の死、戦後の財閥指定、自身の病気など、困難の多かった人生を思ったときこの言葉の意味をより深く理解できるような気がします。大きな困難をくぐり抜け、あきらめないで続けてきた強さを引き継いで活躍してほしいそして理想の日本を作るという最も困難な仕事に向かって生きそれを成し遂げる人になって欲しいという塾生への痛いほどの思いを感じた。

2、茶室
日本の心と文化を身に付け世界に通用する人に
朝の鐘の音と同じく、心を静め自分と向き合うということの大切さを教えようとした松下幸ノ助さんは、茶道を通じて禅の精神の中に“新しい人間観”に必要なことを見出したのでしょうか。
 茶室に掛けられた「素直」とい言葉の中にこめられた思いを今一度深く考えてみたいと思います。
 とらわれずあるがままに見る。
    邪心なく受け取る
    向上しようという気持で聞く
  など自分なりに考えてみると、どこまでも向上心と高い志を持ち続けた松下幸之助さんと政経塾の奥深さ、凄さを、改めて認識しました。
  
  これを機に、松下政経塾の例会で学んだことや、以前からの、松下幸之助にまつわる知識を深く掘り下げ、言葉の意味や、なぜそう考えるに至ったのかなど。精神的経緯を一つ一つ勉強して深めていこうと思いました。本物に出会えた有意義な2日間でした。