2007年 松下政経塾特別例会

 
◆加藤 葉子(岡山政経塾 六期生)

《松下政経塾研修をふりかえって》




 9月8日、台風一過の東京、松下政経塾へ向かった。岡山も快晴ではなかったが、雲上から見る光景は日頃とは異なる目線から見ることができ、晴天の戻った東京へ向かった。
 辻堂駅より茅ヶ崎、藤崎市内を通って松下政経塾への移動となった。海沿いの町からいきなり現れた松下政経塾の門はそれまで町並みの雰囲気とは異なり、気の引き締まるものだった。
 副塾頭より、施設についての説明を受けた。広い敷地内にある茶室や円形に作られた講義室など、ひとつひとつに松下幸之助塾主の思いがたくさん入っていた。
 午後より、松下政経塾を卒塾された方々からの講演があった。「コモンズの悲劇」を題材にしたディベートではいろいろ考え、個性的な答えが出るなど、朝早くからの疲れも飛んでいく講義を受けた。また、実際に地方の政治に携わる議員の卒塾生の方の講演も受け、地域を良くしていくために実際にどのような活動をされているか、どのように関わってきたかを伺うことができた。まちづくり団体への関わりなどの活動についてなど伺った。
 翌日は朝6時起床で掃除からはじまったが、学生時代以来久々に手にする竹箒を使っての掃除には驚いた。不慣れなために疲れ、蚊とも戦いながら掃除だったが、落ち葉がなくなり門がきれいになるのは気持ちのいいものだ。その後、松下政経塾周辺をウオーキングした。烏帽子岩などをみて、茅ヶ崎の海だ!!と思っていたが、台風直後の茅ヶ崎海岸は波がまだありサーフィンにはよさそうだったが、砂が上がっていたり、いろいろなものが打ち上げらたりしていて、前日の台風の痕が強くあった。
 初日に「運と愛嬌で松下政経塾に合格する」、ということを卒塾生の方々は言われていたが、もう1つ必要なものは志。運と愛嬌と志をもった塾生の、思いをかたちにしていこうとしている講演があった。しっかりとした志を持ち、それを具体的にするために学び、行動していくことの重要性や面白さを感じ取れる研修となった。
 
 2日の研修中、何度も耳にした「身の回りを掃除できない人に日本は掃除できない」という言葉があった。平素の私にとても耳が痛い言葉であるが、まず、身の回りのちょっとしたことから変えることからはじめていこうと思う。
 そして、岡山政経塾の基本にもなっている自修自学。これまでなら見過ごしていたようなことからも学べるはず。今からでも、周囲のあらゆる事象や人からさまざまなことを学んでいこうと思った。