2007年 松下政経塾特別例会

 
◆沖津 真菜(岡山政経塾 六期生)

《真の自習自得》



  文学部に在籍し、ややもすれば国文学だけの環境から脱したい。先人に学び、いまを生きたい・・・。
 岡山政経塾の志望動機はそんな感じだった。環境さえあれば、その中で自分も変われるような気がしていた。
 「甘かった。」
 そんなことを痛感する行事の一つが、この松下政経塾での合宿だった。
 確かに、普通に女子大生をしていたら出会えないような人と出会い、聞けないような講演を聞き、環境としてはものすごく素晴らしいというのは言うまでもない。しかし、その出会いや話を自分の中でどう消化し、活かすかが大切だと感じた。

 今回の合宿で強く思ったことは「人生に無駄なんてない」ということである。まだまだ若輩者ではあるが、めんどくさいことをいろいろやってきたなぁと、省みた。
 今年のお盆は、社会福祉施設で5日間の介護体験に参加していた。中学校の教員免許取得の際には義務付けられているのだが、せっかくの休みをつぶしてまで、何でそんなところに行くのかわからなかった。しかしその経験も、今回お話を聞くにあたって、現状把握、予備知識として大変役に立った。
 また、中高と青春を注ぎ込んだ生徒会活動で、何か新しいことをやる苦労や喜びを、引き出しから取り出しながらお話を聞いた。
 百聞は一見に如かず。まさにその通りである。
 やはり、何か語るとき、経験は練習や演技を超えてその人を際だたせるものだと思った。
 無駄かと思われることも、実は学びの機会だったりする。

 素晴らしい環境がある。これを活かすも無くすも私次第である。少しはふんばって、残りの半年を何十倍もの濃い時間にしたい。真の自習自得を心がけようと、心をあらたにした。