2006年 松下政経塾特別例会

 
◆本村 哲士(岡山政経塾 五期生)
松下政経塾特別例会レポート                 平成18年10月4日
《松下政経塾で掴んだもの》




<はじめに>
松下政経塾についての私のこれまでの認識は「松下幸之助塾主の教えを守り、志を継承していく」
そういう短絡的な認識でいました。もちろん土台としての「塾是」「塾訓」「五誓」はありますが、実際の研修方針は自修自得(特定の師を持たず、主体性を持ち自らを向上させる)に基づいた自己研鑽の場でありました。

<担当講師の講演から>
山田杉並区長のお話しは私にとっては特に心に響きました。
国会議員では国を変えることはなかなかできない。地方行政の長にはかなりの権限があり、地方自治体が成功例をつくれば、各自治体、国はモデルケースとして承認する。結果として国を変えていくには地方を変えていくことが近道である。こうしたミッションを持ち、山田区長は行政改革に取り組んできた。
”豊かな社会とは多様性のある社会である”
”区役所は小売店だ!早く正確に対応することが大事だ”
”これまでは法律に書いてあることだけしかやっていなかった。これからの自治とは法律の行と行の間にある行間をくみ取りやっていくことだ!” そして山田区長は行政改革の柱として経費削減を行うために一人当たり1000万の経費のかかる職員を削減することを断行した。
”小さな政府を作るには職員を削減しかない!役人が増えると書類が増える。役人が減れば自動的に民間に仕事を渡すようになる”この信念のもと10年で700人の削減に成功した。
山田区長の改革の特徴はルールを決めたら例外なく一気にやっていること。そして地方自治では何でもやることはできないので快適さを住民に提供することがよいこととは限らない。
”何が正しいか”を一緒に考え、共に学ぶ”共育”が大事で、地域住民の良識が上がれば余計なトラブルも減り職員の人件費もかからなくなり結果としてローコストの地方自治を行うことができる。
”教育は経済につながる!!”私には一番心に響いたことばでした。

<最後に>
今回の松下政経塾での特別例会は私にとって大変有意義な場となりました。
私は松下幸之助氏が著書の中でもおっしゃっている”天命に志す”ことを大切にしています。
このたび松下政経塾の志に触れ、講師の方や塾生との関わりの中で自分自身の天命(ミッション)
に志すことを再確認することができました。私の今の時点の天命は”自分と関わる人の力を導き出し、環境問題を通して世の中の仕組みを変えること”です。
これからもこの合宿の経験を生かし、一日一日を大切に精進してまいります。
松下政経塾との合同合宿を行うために尽力してくださいました小山事務局長、松下政経塾の皆様、逢沢一郎幹事、ご指導いただきました山田宏氏、土肥建夫氏に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
そしてこれから自修自得の精神で互いに切磋琢磨していく5期生の同志へ
「子供たちに胸を張って誇れるような日本を創るためにこれからも一緒にがんばっていきましょう!!」

以上