2006年 松下政経塾特別例会

 
◆源 真典(岡山政経塾 五期生)

《神聖な場所・・・松下政経塾》




○ はじめに
この度の合宿では、私の人生の中でもっとも大きな気づきを与えてもらったのかもしれない。いや、今までの岡山政経塾での経験がそうさせてくれたのだと感じる。
普通に生活をしていたら松下政経塾の卒塾生の講師の皆様、現役の塾生の皆様とは絶対にお話しをすることはできなかったでしょう。まず、そんな環境に出会えたことに感謝します。そして、自分が今何をすべきか、はっきりと理解しました。

○ 松下政経塾
一歩足を踏み入れた瞬間、そこは静寂に包まれた神聖な場所だとすぐに察した。
出迎えてくれたのは松下政経塾のシンボルの一つともいえるアーチ門。くぐるともう一つのシンボル、高く聳え立つ黎明の塔。
アーチ門のレリーフには、「この門をくぐる者は、どんな困難をも乗り越えて理想に向かっていく」という作者と塾主の思いと強さを感じました。
それにしても、存在感のある建物ばかりだ。塾主の銅像はオーラを感じたほどだった。
私の心には茶室が一番のお気に入りになったみたいで、中に入って見たかったのですが、何年後かは有形文化財になる茶室らしく、外からの雰囲気だけ味わいました。
外から中を少し見させてもらった瞬間、「素直」と書かれた塾主直筆の掛け軸が衝撃的に目に飛び込んできて、一瞬、時が止まったような感じがしました。正直、書道というものを軽く見すぎていました。書道にも歴史があり、人が思いを込めれば「素直」のように人の心に一生残る大事なメッセージになるのだなと反省し、これからの経験に活かしたいと思います。

○ 講義
昼食をとって、ついに講義が始まり、松下政経塾2期生の山田宏杉並区長が我々の前に現れた。
初めて見るその顔と言葉には区長としての責任と威厳を感じた。
お話しの中で、私は責任というものを改めて考えました。
「あれか、これかしかありません。あれも、これもじゃあだめだ!」
「例外なく一気に!」
まるで、今の私に言われたような感覚でした。
何が正しいのか、自分自身考えて決断する。それが、首長であり、責任者であるという様に思います。何かを変えようとすると色々な意見が出てきます。やはり、何かを得るためには、何かを我慢しないと、改革は出来ません。
要するに、私自身が強い信を持ち、ルールを決めて、この変革の時代に何が正しいかを見極め、皆を引っ張っていく力を養い、勿論知識も必要ですが、人間力をもっともっと高めていかなければならないぞ!と教えてもらえたように感じています。
「今やらねばいつやる。ワシがやらねば誰がやる!」
私への塾主からのメッセージと受けとめます。

○2日目
 一日目の夜、松下政経塾の方々に滝口さん、そして同期の皆様とお話しをしながら飲むお酒は格別においしかったように思えます。
特に、27期の杉本哲也氏とは同級生ということもあり、良い議論ができました。杉本さんは大手企業に勤められていたそうですが、大きな決心をし、松下政経塾へ入塾、今は自習自得の精神を学びながら「精神大国・日本」を目指す政治家になるという理想をつかみに突き進んでいました。
正直、意識の高さの違いに驚き、刺激を受けました。どうやっても同級生には感じられず、気がつけば私のお酒の量はかなり進んでいました。
案の定、朝は最低の寝起き、フラフラで掃除をし、そして、選択はウォーキングにしました。海岸線を歩けば海にはすごい数のサーファー達に驚き、振り返れば、富士山が見え、道行く人々は元気に挨拶をする。岡山との違いに気づき、清々しさと共にやっと目が覚めてきました。
そして、塾頭の講義が始まり、頭をやっと切り替えました。
○ 知識の奴隷になるな。振り回されるな。
○ 人間を知れ。
○ 悟りを開け。(自らつかむ)
○ 日本の伝統精神を学べ。 日本の伝統精神とは衆知、主座、和の3つをいう。
やはり、私には主座の精神(信を持つ)をもっと学ばなければいけない。自習自得の精神を忘れず日々勉強し、これからの困難を絶対に乗り越えて理想を自らつかみとりたい。

○最後に
全てにおいて共通することは、「人」です。
とにかく色々な教えを勉強できた2日間でした。この経験を活かし、私の哲学として「世のため、人のため、そして自分のため」に何ができるか、強い「真」を持って、行動していきたい。

松下政経塾の皆々様、講師の皆様、幹事、事務局長、滝口さん、今回担当の上田さん、安木さん、尭君。そして5期の皆様には「ありがとうございました」としか言えません。
貴重な経験ができました。私の財産です。