2006年 松下政経塾特別例会

 
◆藤田 信康(岡山政経塾 五期生)

《松下政経塾特別例会に参加して》




●はじめに
松下政経塾に訪れ、まず感じたことは、門をくぐると、きれいに清掃されたエントランス、アーチ門、茶室、ギリシャ建築を思わせる建物…
それらの美しいロケーションに感動しました。
そして2日の日程を通して、朝6時からの構内清掃や3kmマラソンや食事など、久しぶりに健全な規則正しい生活を体験し、改めてその重要性に気付きました。
『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉を思い出しました。

●講義
山田杉並区長の講義には心を引き込まれました。
経験と知識を生かし、知恵として現場で実践し体験してきた山田講師の話は、自信と誇りに満ち溢れ、説得力があり、熱意というかオーラというか、とにかく熱い講義でした。
部下や区民と良好なコミュニケーションを図り、優先順位や取捨選択が必要な行政を、時には説得し、時には納得させ、多くの難問を乗り越えて改革を行ってきたのだと感じました。
そして意図的に意見を求め、考えさせ、多くの知恵を引き出し、受動的ではなく能動的に人を動かすこと。
これらは企業経営や団体運営にも必要なスキルだと思います。
また、失敗や少子高齢化などの負のイメージを発想の転換でプラス思考に考え実践することの重要さを学びました。

土肥講師のお話は、自身が行ってきた企業コンサルタントの事例を大変分かりやすく、ユーモアを交えて楽しくお聞かせいただきました。
人を惹きつける面白さを地域活性化や集客に生かすことを学びました。

山中様の地元松戸市を改革しようとする熱意、兼頭様の興味があると遠方の地方でも訪問し体験する行動力は、何かを失くしかけていた自分を見つめ直すきっかけを与えてくれました。

古山塾頭の講義では、「剣聖と言われた宮本武蔵には師がいない」「自らで悟りを開くこと」これが自習自得の精神であるとのお話しが心に残りました。

塾頭のお話にもありましたが、松下塾主の多くの語録にはいつも感銘を受けます。
その中で特に私が好きな言葉があります。
「松下という会社は人間をつくっています。他にも電気製品をつくっていますが…」というような言葉がありました。
今回、松下政経塾に来て、松下塾主が何を思いこの塾をつくったのか、よく考え、自らを研鑽しなければと思いました。

●靖国神社
2日目に行った靖国神社でも貴重な体験をしました。
荘厳な本殿への正式参拝は、一度は経験することをお勧めします。
戦争、軍事分野の歴史博物館『遊就館』は、時間が足りず、十分に見学できませんでしたが、独特の雰囲気を感じました。
時間と語学力があれば、見学に来ていた数組の欧米人の家族に感想を聞いてみたかったです。

最後に、このような機会を与えていただいた松下政経塾、岡山政経塾に、そして講師の皆様に感謝します。