2006年 松下政経塾特別例会

 
◆杉本 倫美(岡山政経塾 五期生)

《松下政経塾合宿での学び》




 「松下政経塾」の合宿は、私が岡山政経塾入塾当初から心の準備をして臨んだものであった。それは、岡山政経塾の先輩方からのお話や、HPなどで、松下政経塾という存在を以前から知っていたので、合宿に参加するなら事前勉強をし、そして、研究心をもって質問し、貴重なチャンスを生かして自分の肉となるよう徹底的に「松下政経塾」「政策」「人間とは」というものを学ぶつもりでいた。

 「松下政経塾」
 その設立趣意は、将来の指導者たりうる逸材の開発と育成とあるが(松下政経塾設立趣意書抜粋)、その通り、卒塾生は政治家66名、会社経営・自営29名(松下政経塾パンフレット卒塾生の進路抜粋)を輩出している。その根底には、松下幸之助氏の哲学者とも言える言葉と思想があり、教育者としての熱い人材育成への思いがあったからではないかと考えた。

 「政策」
 松下政経塾の卒塾生でもある山田宏杉並区長からのお話の中で、「法律解釈を通じての新しい政策」という意味の言葉が印象に残った。「行政機関が行う政策の評価に関する法律」等も存在し、周知の事実だが、政策に関する法律も定められている。真に法律を理解し、豊富な法律知識を実践に生かす事は日本の現代社会、ひいては政策の場でも今後益々、必要となってくると思われた。

 「人間とは」
 松下政経塾は「人間を知る」ところだと、塾頭も仰られていたが、松下幸之助氏直筆の茶室に掲げられた「素直」という書、塾生の生活する寮が1人部屋ではなく、個人部屋はあるが共同で使うスペースを設け、互いが切磋琢磨し人間観察ができるようにとの配慮、それら塾の至るところに「人間性を高める」幸之助氏の思想を見て取れるようであった。

 「最後に」
 念願の松下政経塾の合宿中、私は以上3点を集中して学ぼうと努め、今は、その学んだことが行動、言動、思想の端々に影響しているように思う。岡山政経塾に入塾して、早半年。卒塾時までには、入塾式で誓ったこの合宿の学びを含め、岡山のため、日本のため、世界のためとなるような志を立てたいと思っている。