2012年 100km Walk

 
◆尾上 早紀(岡山政経塾 11期生・ゼッケン:40)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月16日
『 〜道〜 一歩・一歩 』




私は、この24時間100キロ歩行で、感じる事は想像以上に多かったです。
この100キロ歩行で、自分がどれだけ出来るのか。
いつも、当たり前のように歩いてる毎日。
いつも、当たり前のように好きな事が出来る毎日。
いつも、当たり前のように過ごす毎日。
そんな当たり前の事が、当たり前に出来る事に『ありがとう』の気持ちを忘れず歩きたいと、挑戦しました。
そして、野球をしている夫に、頑張って!といつも応援する側の私は、夫のユニフォームを着て歩くことにしました。
『出来ると信じることが 全てを可能にする』と自分自身に言い聞かせて。

スタート前に、高校の先輩と握手。必ず完歩する!!と宣言。
参加者の皆さんと歩いてる途中で交わした言葉。
みんな一緒。足が痛いのも一緒。しんどいのも一緒。そう思う事で、みんなが頑張ってる姿が浮かび、前へ前へ進めました。

途中の伊里漁協でスタート前に握手した先輩が、『ゴールで待ってるから…』と一つの卵を渡してくれました。そこに書いていた文字は『自分の限界を超えろ』でした。私のために選んでくれた言葉。
そんな私たちを色々なところで、支えてくれているサポーターの皆さんの存在、私は、改めて完歩する!!と誓った瞬間。
たくさんの人に支えてもらってる自分。これから私は、人を支える事がしたい!!
一つの言葉で私の背中を押してくれる。言葉の大切さ・重さ・大きさを教えてもらいました。

スタートから70キロ地点まで、予定通りに歩けていた自分が80キロ地点になった瞬間に、こんな自分に出会うとは思いもしませんでした。
そんな80キロ地点から、自分の小ささを痛感し、色々な事を考えました。
余裕があるときには、たくさん笑って歩けたのに、しんどくなったときの私は、こんなに弱いのか?普段も、心に余裕がないときは、こんな自分なのか??と思うと、思えば思うほど悔しい気持ちでいっぱいでした。
そして、一歩の大きさを痛感し始めました。
こんなに、100メートルが長かった??
こんなに、一歩って小さいのかなぁ??と自問自答の20キロ。
そんな私は、同期の仲間と一緒にスタートし一緒にゴールをしました。
しんどくなっても私を励ましてくれる姿。楽しい話をしてくれる姿。何も言わずペースを合わせてくれる姿。たくさんの感謝の気持ちで、いっぱいでした。
『先に行っていいよ。先にゴールして』と今まで歩いて来た仲間に言った一言。
私は、自分の事で精一杯。そんな仲間に私は『頑張ろう!!行こう!!』と言えない。
そんな私に『ここまで一緒に来たんだから、一緒にゴールをしよう!!』と何度も私に言ってくれて、私は人の温かさを改めて感じました。
支えてもらうばかりで、何も出来なかった自分が居ました。
それでも一緒に歩いてくれた同期の仲間に『ありがとう』と伝えたい気持ちで
最後の橋を渡る時には、色々な感情が涙に変わり前が見えない。
しんどくなっても、一歩・一歩。と仲間と口に出し歩き続けた100キロ。
一歩出せばゴールに近づいて行く。一歩を出さなければ前に進む事は出来ない。
その一歩を、私は人生に置き換えて歩きました。
何かに挑戦する一歩。チャンスを拾うのも一歩。勇気を出す一歩。一歩を出すことによって、私のこれからは大きく変わるとゴールした時に、確信に変わりました。怖いから出さなかった一歩。今までに何度もあったに違いない。その一歩を出せる自信に変わった100キロ歩行。
一歩を出さなければ何も変わらない。一歩を出すことによって辛い事・悲しい事がおきるかもしれない、けれど、それは一歩を出さないと感じれなかった事だと思えば、その一歩で、見えた景色は特別な物だと思う。だから、今まで出さなかった一歩の大きさを教えてくれた100キロでした。

歩いた100キロの道のりは、色々な道が、色々な景色がありました。
上り坂、下り坂、平地。それぞれ全部が違って、人生と同じように色々な道があると思います。どんな状況でも、道は続いている。その道を、どのように歩くかは自分自身だという事。どんな道でも、自分らしく歩いていくと、その時にしか出会えない自分。その時にしか見えない景色。そんな景色を、自分らしく見よう!!と思います。
そして、何よりこの100キロは、前を行く仲間が歩いた道。そして、私の後ろを歩く仲間が歩いて、目的地に向かう道。
こんな素敵な事はない。一緒に歩く仲間が、バラバラになっても同じ目的地に向かうと思う事で、仲間を信じ自分自身を信じる事が出来たのも100キロ歩行です。
仲間と交わした『11期生で、全員完歩。』という強い約束。
それが、全員完歩した事によって約束から絆に変わったこと。
誰一人欠けても駄目。全員ではないと意味がない。
そう思うと私は、たくさんの人から支えられ、たくさんの人に応援してもらえている事。『ありがとう!!』の気持ちで、いっぱいです。

夫に100キロを完歩することによって伝えたかった事。
言葉の大きさ・大切さ・重さを感じながら、これから夫に野球の試合の時には、どんな言葉が掛けれる自分に出会えるのか楽しみです。
見えない言葉の力で、背中を押してくれた家族の存在。仲間の存在。沿道で声を掛けてくださった人たちの存在。サポーターの皆さんの存在。

今度は、自分自身の言葉で背中を押せる人になりたい。と思います。

私が、色々な事を考えることが出来た24時間100キロ歩行を、
長い時間をかけて準備してくださった皆様。
沿道で、声をかけてくれて皆様。
サポーターの皆様。
最高の仲間。

たくさんの感謝の気持ちを込めて・・・本当に、ありがとうございました。

応援ポイントに必ず居てくれてゴールして王冠を、サプライズで用意してくれていた夫。
歩けなくなって車椅子生活の父からのメール。
歩けなくなって老人ホームに居る大好きな祖母の笑顔。
出産直前なのに、ずっと仲良しで応援に来てくれた姉。
頑張れ〜と叫んでくれた可愛い甥っ子・姪っ子。
大好きな野球が怪我で出来なくなった弟。
ずっと心配で眠れなかった母。

そんな家族に、私自身の言葉に変えて伝えよう!!と思います。

『信じた道、自分で歩いてまた道になる・・・』
私が、24時間100キロ歩行で感じた心の言葉です。
本当に、ありがとうございました。